『かぐや姫の物語』
Posted 2013年11月12日
on:試写会に行って来ました。
これまでのかぐや姫の話ではあまり描かれてこなかったかぐや姫の心情を描いているということで、どんな話なんだろう~と思いながら、わくわくと観に行きました。
かぐや姫の侍女がかわいらしかったり、話も、次はどうなるんだろう?と思わされてとてもおもしろかったけど。
疑問もいろいろ・・・。
内容を知りたくない人は読まないで~。
この映画のテーマとも思われる「姫の犯した罪と罰」って、結局、なんだったの?
地球上で犯した罪と罰はたぶん理解できたけど、地球に来るきっかけとなった、月で犯した罪って何?
そこが重要だと思っていたのに、はっきりとはわからず、ワタシは理解力がないのか・・・?と自分の心配をしているところ・・・。
最後の方で、かぐや姫と捨丸が再会して、「一緒に逃げよう!!」ってことになる場面も、疑問。
捨丸には妻子がいるのに。
身分が違っちゃったから、年月も経っていることだし、妻子がいるのは自然の流れだと思う。
心の底ではかぐや姫のことを忘れていなくて・・・というのも理解できる。
でも、なんの躊躇もなく「一緒に逃げよう!」って展開だと、捨丸がものすごくひどい人間になってしまうような気が・・・。
なんでこんな描き方をしたんだろう?
月の羽衣をまとうと、地球での記憶を一切忘れてしまう、ということだったけど。
かぐや姫、忘れてなかったよね。
だって、遠く離れた地球を振り返って、泣いてたもの。
辛いこともあった地球での生活だけど、幸せなこともあったのよね。
忘れてしまうのと覚えているのと、どっちがいいんだろう?
辛さも生きている実感なのだとしたら。
忘れないほうが幸せなのだと思いたい。
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