日々のこと

Archive for 6月 30th, 2011

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 試写会に行ってきました。

 フランスのZEP(教育優先区)にある公立幼稚園で、3歳から5歳の子どもたちが哲学を学ぶ様子を撮影したドキュメンタリー映画です。

 おもしろかったですよ。

 哲学を学ぶと言っても、当然、小難しい講義を聞かされているわけではありません。

 「愛ってなに?」

 「自由ってどういうこと?」

 「大人はなんでもできるの?」

 などなど、先生が示したテーマに関して、子どもたちが自分の考えを表現するんです。

 初めは先生とあてられた子どものやりとりですが、だんだんと子ども同士の意見交換に変わってくる、成長する様子を感じられるのはとてもおもしろかったです。

 今、日本でも教育現場に哲学対話を取り入れようという動きがあるそうで、それに関わる3人の先生のトークショーが、上映のあとにありました。

 映画を観て、さらにお話を聞いてあららが思ったこと。

 哲学対話を学校教育に取り入れるのって、とってもいいこと、大切なことだと思います。

 子どもの頃から、考えをまとめる、それを言葉にする、自分とは違う意見もきちんと聞く、などのスキルを身につける機会を持てるのは素晴らしいと思います。

 でも学校でやる場合、先生が哲学対話についてきちんと理解して、正しく取り組めるようにリードしないと、スキルを身につけるどころか、逆に子どもに悪影響を与えてしまうおそれもあるなあと思いました。

 この話し合いは、結論を出すことが目的ではなく、考えを表現しあうことです。

 先生が勘違いして、自分の意見になるように、子どもを誘導するのはだめ。

 哲学対話は成績をつけるものではないけど、子どもたちは学校でやるものだと「成績に関わっちゃうかも?」と思って、言いたいことを言えなくなっちゃったりもするかも。

 だから、学校ではやらないほうがいいのかなあ。

 そういえばあららは、実はスクールカウンセラーになりたいと思っていました。

 集団生活が苦手で学校が好きではなかったのに、大学まで行ったうえに、教職課程まで履修したあらら。

 教職の授業で教育心理学に興味を持つうちに、成績をつけない先生になりたいなあと思い始めたんです。

 保健室の先生みたいな。

 でも血を見るのが怖いあららには、傷の手当をしなきゃいけない保健の先生は無理だなあと思って、なり方を調べることもせずにいたら(調べたところで、またいろいろやり直すのは大変だ・・・とも思った根性なしです)、学校図書館司書教諭が必置になる、という情報を仕入れたのよね。

 学校に行きにくい子が、保健室や図書館に行くというような話も聞いたこともあったし、よし、じゃあ図書館にいる、話しやすいおばちゃんになれるといいなあなんて思っていました。

 結局、先生にもならず(なれず)、カウンセリングをできる国家資格も取ったけどカウンセリングの仕事にも就けず、学校図書館司書教諭の資格も取ったけど就職口はなく、お金をかけて勉強したわりにはまったくキャリアにつながっていない今に至っているわけですが・・・。

 そういえば大学も初めは哲学科に行きたかったんだっけなあ。落ちて文学をやっていたけど。

 それ以前には環境問題について考えたいなあと思っていたのですが、理系科目があまりにもできず、自分にはだめだ・・・とあきらめたんだっけ(←あきらめる前にもっと努力してれば、今はどんな人生を歩んでいたんでしょう)。

 今日は久しぶりに、昔の自分を、ちょっと思い出したりもしたのでした。

 ところで今日の会場は、飯田橋の東京日仏学院でした。

 あることは知っていましたが、行ったのは初めてです。

 ちらっとあいている教室をのぞいたら、壁に絵が描かれていて、あら、おしゃれ!

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 お手洗いもちょっと変わった感じでした。

 この色は、フランスの国旗を意識してるのよね、きっと。

 売店やカフェ、きれいなお庭もあったりして、すてきなところだなあと思いました。

 こんな機会でもないと来ないので、見学もできてよかったな。


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